女性経営者のための社長交代で気をつけたいコト
社長交代のときは、人材が流出しやすいタイミングと言えます。
そのため女性経営者に限らずなのですが、社長交代の時にすぐにやってはいけないことがあります。
それは、急激に会社の仕組みを変えることです。
よくありがちなこの失敗はなぜ起こるのでしょうか?その問題点と対策法についてお伝えします。
社長になってすぐにはコレやっちゃ駄目!
私が実際に経験したことで、節税対策で行なっていた作業に関し、作業効率のみを重視してオートマチックなやり方に変えてしまったことがありました。
「効率化」や「社員が楽になるから」というような良さそうに思える改革でしたが、じつは会社にとってはデメリットになる真逆のことをする結果に。
なぜこのようなことが起こるかというと、頭で考えただけでこれまでのやり方をすぐに変えようしてしまうからです。
本質が理解できていないからこそ、知らずにできたのかも知れません。
一見ムダに思える、非効率に見える仕事のやり方も、あなたの会社にとっては、長年かけて試行錯誤した結果、編み出した方法であるケースもありえます。
社員の提案で行なったことでしたが、気づいて指導できれば良かったのものの、現場が分かってないことで気づけないため生まれた「悲劇」とも言えます。
社長交代の時こそコミュニケーションを心がける
ここでの注意点は、なぜ非効率なやり方にもかかわらず現場ではそのやり方をしていたのか?
ヒヤリングを行うことなく改革を推し進めた点です。
もちろん変えることが正しいこともあるでしょう。
ですが、社長交代をして、新しいプロジェクトなどをはじめるならまだしも、現状をすぐに変えようとして、うまくいくケースは少ないように思われます。
このようにトップは知らないうちに不利益を被っていることがあったりします。
これを防ぐには、現状把握のために肩書に惑わされずに、はじめは社員とのコミュニケーションに気を配ることが非常に重要だといえるでしょう。
社員思いのあなたが報われるように!
とはいえ、こういった行動、変えなくてはと思う気持ちの裏には、社員を思う気持ちがあるからですよね?
こと、あなたの肩に社員の生活が懸かっていると思うと、責任の重さにツラさを感じることもあるでしょう。
新しいコトをはじめるときには、だれでも不安なものです。
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経営課題はきょう明日にでも解決するようなものではありません。
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