生産農家さんが加工して販売するときのコツ
あるとき地元の生産農家さんが、野菜や加工した食品を売るイベントがありました。
地元でこんなお野菜がとれるんだと知ることができ、個人的に料理が好きなのでワクワクしました。
ですが、「ちょっとした事件」が起こったのです。
セールスのコツは素直にほめるだけでいい
セールスは力で押しても売れません
ある生産農家さんから手作りこんにゃくを「試しに1つ」買った時のこと。
お値段はひとつ300円で2つで500円でした。
この日は、悪天候だったこともあって客足は少なかったためか、この方は私が買う時に、
「はい、500円ね。」
と早口で言って袋にさっと入れ手渡しました。
「300円ではないですか?」
と、袋を見たら2つ入っています。
この方の気まずそうな雰囲気と状況から、何も言わずに
「一つで大丈夫です」
とだけ言ってお支払いを済ませて家に帰りました。
わが子(商品)を紹介するときは自信をもって!
さて、このこんにゃくは煮付けにしたのですが、実はめちゃくちゃ美味しかったんです。
たぶん、私史上ナンバーワンです。
よくよく見ると、パッケージも若い女性のご家族でもおられるのか?そんな感性で作られたカワイイものでした。
だから料理するまでは、正直この方に怒りの感情もあったけれど、こんなご家族がいらっしゃるのであれば、きっとこの方もいい人なのだろうと思い直しました。
いずれにせよ美味しかったので、もう一個買っておけばよかったな…と後悔しました。
だから、商品の魅力をすなおに語ればよかっただけなんですよね。
「煮付けにしたら、味がしみしみになって美味しいよ!こんなに味を含めるこんにゃくなんてないから、今しか売ってないし2個買ってた方がいいよ」
って自信を持って言えば、買う人はいます。
いいものは自信を持って語ればよく、あなたが思っている良さを伝えればいいだけなんです。
とはいえ、セールスは場数なところはあります。
セールスが得意でないときは?
自分ができなくても、人に恵まれる人になれば、自然とサポートしてくれる人が現れたりするもの。
人に恵まれるということは、誰か1人のおかげで売れるようになるだけでなく、数珠つながりに人とのご縁に恵まれて突破口ができることだってあります。
さいごに、この件はこの地域に住むようになってずっと感じている、根底に流れているけれど地元の人は気づけていない課題を象徴してます。
それは「男性性」が強すぎる点です。
みずがめ座の時代は今までおざなりにされてきた「女性性」を取り戻す必要があり、そこをマスターできるかどうかは大切で、業種に限らず、お商売の成功に関係してきます。
もっと詳しく知りたい方は、まずはお気軽に、話し相手を見つける感覚でセッションを受けてみませんか?
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