人材流出を防止する究極の対策法
人材流出を防止する究極の対策が知りたいと思っている、そんなあなたは今、こんな悩みはありませんか?
- 頻繁にどんどん人が辞めてく《ザル経営》中
- これから人材流出が起こらないか不安
原因と対策はいくらでも調べられるものの、ご自身が経験した以外のよその会社のリアルな体験談はなかなか聞けないものです。だからこそ不安が増すというものでは?
今回は、私が人材流出した企業に「残ったときの経験」からあなたに役立つ究極の防止策をお伝えします。
人材流出の防止策をしらべる前に
あまりにも原因と対策といったハウツーが世の中には出まわり過ぎているために、
気づかない方が多いようですが、あなたの会社にとってもっとも効果的で、
現実的な人材流出の防止策は、従業員に直接聞くのが一番です。
この辺りが不満なのかな?と思われる項目をあげて、内容を絞ってA4で収まるくらいにした上で、最後に「他に伝えたいことはありますか?」と聞いてみると、おおよそは課題が炙り出されてくるはずです。
待遇面の改善が必要でしたら助成金や補助金を使うことで善処ができる一方で、従業員の不満はあなたが思っているようなことではない可能性が高いことを覚えておいてください。
そしてアンケートをとったからには、吸い上げた課題についてかならずアクションをしてください。
聞いておきながら何もしない経営陣はますます嫌われるからです。
対策法のアイディアが浮かびそうにないなら「どうなったらうれしいですか?」をセットにして聞いてみたらよいだけです。
人材が流出した企業で働き続けた結論
うちの会社は小さいし、知名度もないから人材が流出してしまうかも…と思われているのであれば、それは勘違いです。
私が人材流出した企業に残ったときの経験からいうと、前職の外資系企業では社長交代のときは、マネージャークラスがどんどん辞めていきました。
また、会社の移転をきっかけに同僚レベルがどんどん辞めてくこともありました。
30名ほどの小規模で、女性であれば誰でも知っているプレステージブランドが系列の会社だったので、知名度や待遇などがバッチリでも、要因が重なることで退職連鎖は起こるのです。
そして結果はどうなったかというと、残った社員、新しく入ってきた社員で新しいチームは育まれていき、それまで達成することのできなかった、日本法人化して初の黒字経営に成功することができたのでした。
【究極の結論】人材流出防止策は不要!
つまり、どこの会社にも起こりうるコトなので、不必要に恐れる方が問題だと私は思っています。
上記したようにアンケートを取り、職場環境をひとつずつ改善していく取り組みをしていれば、人材流出することはないはずです。
そもそも会社というのは新陳代謝するのがナチュラルではないでしょうか?
その新陳代謝が計画のもと、緩やかに、そして人材の質が上がっていくことこそが理想であり、重要なはずです。
経営者がするべきたった2つのこと
そのために経営者であるあなたが取り組むべきことが2つあります。
- ひとつめは「恐れ」をなくすこと
- ふたつめは、むしろ新陳代謝した方がいいというマインドに変えること
このとき重要になってくるのは、あなたが「自分に自信を持っている」かどうか?いうことです。
結果はココにかかってくると言っても過言ではないでしょう。
恐れをなくす
人材流出の防止策を考えるというのは「恐れる気持ち」が起点です。それよりも、
今よりもよくなる職場環境の整備、今いる従業員の満足度を上げるにはどうしたらいい?
という発想で改善した方がうまくいきます。
守りに入らない
ふたつめに関しては新陳代謝が起こらないということは、会社に活気がない状態ともいえます。
つまり、守りに入ったあなたは、成長が停滞していると言えないでしょうか?
人材流出の防止策を考えるよりも、まずはあなたが「経営者としての器」を大きくして、それに見合う人材が入ってきて、ついて来れなくなった従業員が自然といなくなる…
という流れの方が善ループではないでしょうか?恐れや守りよりもずっとポジティブですよね!
人材流出を防止する究極の対策とは、あなたが自信を持つことです。
すぐには難しいかも?大丈夫です!エネルギーをツールに使って叶えることができますよ!
あなたがすることは、アクションにうつす前にエネルギーを注入すればいいだけです。
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