こんな経理事務は雇うとヤバイ10選

経理の雇用は失敗するとヤバイ!失敗した例、失敗しないコツ、知りたくない?

経営に欠かせないサポート業務のひとつといえば、経理事務です.。

とはいえ、経理事務選びで失敗した話は良く聞くもので、私が社会人として働き始めて最初に聞いたのも

「着服、横領」する経理関係者の話で、その後もちらほら聞いています。

今回のトピックは、そんな重要なポジションである経理事務の雇入れに失敗したくない経営者の方を対象に

「こんな経理事務は雇うとヤバイ10選」と、ヤバイ人材を雇い入れないコツをお伝えしますので参考にしてください。

こんな経理事務は雇うとヤバイ10選

え?と信じられないような10選かもしれませんが、これらは本当にあったリアルなヤバイ経理事務の話です。

なかには、法に触れる内容が含まれていることも。ですが、したのは経理事務員であっても、処罰されるのは「何も知らなかった」経営者という場合もあるのでシャレにならないのです。

1.土日出勤、残業代を不正に稼ぎまくる

実際は土日に会社に来てやっていたことは当人の英語の勉強であったり、しなくてもイイ仕事を増やし続けた結果です。支払う対価には見合わない働き方でも本人は仕事をしているつもりなので、さらなる賃上げと評価を求め続け、実行していきます。

2.自分にとってのみ有利な給与体系を作る

30名程度の企業だと、経理が人事などを含む管理部を兼任していることがあります。

忙しいあなたがめくら判を押したなかに、給与計算の仕方を勝手に変えたものがあるかもしれません。

経理と法律の知識をフルに活かして、自分だけ給料が傘増しする就業規則をつくる一方で、他の従業員は1分でもついていた残業代を1時間働かないとつかないようにしていたことがありました。

この場合、勝手にされたとしても、処罰されるのは経営者なんですよ。

しかもほかの社員から恨まれます。

3.会社の金を自分の金と勘違い

優秀な経理事務は、資金繰りに大きく貢献してくれることもあるでしょう。

ですが、役に立つからと優遇していると、人によっては図に乗るタイプがいますから気をつけましょう。

経営者ですら頭を下げないと、必要なお金を出してくれなくなる…なんてケースがありました。

自分で稼いだお金なのに、出張チケットをトランジットしまくってたどりつく航空券に変更されるといった嫌がらせを受けたらいやですよね?

4.好きな社員だけエコひいき

自分を味方する好きな社員に対しては、賃金アップで恩を報いる一面も。

好きなだけ残業して良し、経費を使ってよし、クリスマスのハイシーズンに不要な海外出張もオールOK!

好きな社員がミスをして損失を出しても経営者になすりつけてしまえるのがヤバイ経理事務なのです。

5.嫌いな社員は離職を仕向ける

好きな社員とはうって変わり、嫌いな社員には立替金を一年以上支払わないことも。

会社の辞令で引越しをしたのに、社員が立て替える金額が数十万円ともなるときついです。

しかも、こんな人材は何度お願いしても支払わない精神的なタフさを持ち合わせていますから要注意です。

立替金を支払わない経理

6.承認を得ず海外出張、長期滞在

経営者や取締役たちさえハンコを押さなくても、知らないうちであっても、実際には経理事務がお金を出せば海外出張に行くことも可能です。

しかも1ヶ月もの間、成果を出さずともヨーロッパ圏にだって滞在できてしまいます。

会社というのは「行ってしまった者勝ち、やった者勝ちなのかもしれない」と思った例です。

好きな社員の論功行賞としての意味合いがありました。

7.送金ミスを隠蔽して虚偽の報告

海外送金などはミスすると、為替差損により金額によってはバカになりません。

会計事務所には、そこを隠蔽して、改ざんした内容で虚偽の報告を少なくとも2回は繰り返しました。

「うちは会計事務所に監査をお願いしているから…」

といっても、経理事務はやろうと思えば、帳簿をいかようにもできるようです。

8.商品券を使途不明のままうむやまに

法人カードで、出張のチケットを買ったりしているうちに、意外とポイントは貯まっていくものです。

ポイント交換は商品券に変えることができますが、その使い道を経営者サイドにお尋ねするのをやめて、いつのころからか「何に使っているのか分からない」使途不明のままうむやまにし始めたことも。

9.離職した社員のプライベートを暴露

離職した気に入らない社員のデータを、会社のお金でデータ復元を行うことも経理事務ならやれます。

復元されたデータは、会社とはまったく関係のないプライベートな写真など。

これらをさらすことで、二度と会社に戻って来れないようとどめを刺しました。

気に入らない社員は個人的な怨恨により「出戻り」、「アルムナイ採用」はお断り!といったところでしょうか。

10.自分以外の誰にも仕事をさわらせない

1~9までもかなりヤバイのですが、いちばん気をつけていただきたいのがこちらです。

ひとりの人間しか経理の仕事が分からないのは「ヤバイ」と思ったほかの社員が、仕事のシェアをしようとしたことがありました。

その結果、この良識のあった社員は干されました。

それ以来、逆らわず、むしろ味方に付くことで甘い汁を吸うほうへ…寝返っちゃいますよね。

オンリーワンの仕事をする従業員には気をつける

ヤバイ経理事務を雇うと経営者の身がヤバい

実際にやろうと思えば城の構築をするように、年月をかけてコツコツと本人にしか経理事務ができないような仕組み作りはできるのだと感心したものです。

社内でオンリーワン、しかも経理。となれば、経営者であっても頭が上がらなくなります。

その結果、何をしようが雇用主ですら何も言えなくなりました。

なのにこの人材が行っていたことが法に触れるコトであろうが、金銭面でのポカであろうが、すべての責任は雇用主である経営者に帰属するため、好きなようにお金を使った上で、実験的なことがたくさんできるのですから、こんなに楽しいリアル人生ゲームはないだろうなと思ったものです。

経理事務の雇い入れに求めるべき、たった一つのこと

そのため、ここまで読んだあなたであればうすうす勘づいたと思いますが、

経理事務ほど会社の中で「倫理観」が求めるべきポジションはない

ことをいま一度、肝に銘じてほしいと願っています。

この10選は、かき集めた例ではなく、たった一人の経理がやり遂げた(?)ことだからです。

「高学歴の経理を安く雇えた!」と思ったら大間違いです。

むしろ要注意です。人格的に問題がないかよくよく吟味してください。

バカに刃物とはよく言ったもので、高学歴ならではの知性の高さで法の目をくぐり抜けた、ビックリ経理をしでかさないとも限らないからです。

ヤバイ経理事務を雇い入れないコツ

こちらの記事でもご紹介しましたが、雇い入れるときの雇用者の心的状況は非常に重要です。

ここで例に挙げた人材を雇い入れるとき、まわりは「止めた方がいい」と思ったそうです。

ですが、そこを押し切り、雇い入れたのは他でもない会社代表である社長でした。

すると入社後はご本人でさえ、揉め事が絶えない状況のため、ちっとも安らげない上に、「愛され経営」とはほど遠い、人材の《ザル経営》が何年間も続いたのでした。

そんな目に遭わないためにも、このエネルギーをツールに使って、経営者の器を整え、あなたにとって最良の経理を雇い入れてください。

あなたがすることは、エネルギーを注入して、日々行動を起こすだけです!

それで安心が手に入るのであればカンタンですよね。

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